製品開発プロセス完全ガイド:アイデアから量産までの6つのステップ

スタートアップガイド

製品開発プロセス完全ガイド:アイデアから量産までの6つのステップ

IDMockupブログ·読了時間 約8分
製品デザインとコンセプトスケッチ CNC試作加工 量産

初めて製品を開発するハードウェアスタートアップの多くが、同じ壁にぶつかります。「アイデアはできた、次は何をすればいいのか」という問いです。CNC、SLA、Vacuum Casting、金型といった専門用語があふれる一方で、全体のプロセスを最初から説明してくれる情報はほとんどありません。実はアイデアから店頭に並ぶ製品になるまでには、おおよそ6つの段階があります。各段階で解決すべき課題や使う技術はそれぞれ異なります。この記事では、そのプロセス全体をわかりやすく解説します。

アイデアから量産まで
01

構想とラフモデル

段ボールや粘土、あるいは卓上3Dプリンターといった最も簡単な材料で、手に取れる最初の試作品を作ります。この段階では見た目の美しさは重視せず、基本的な寸法や比率、使用シーンが理にかなっているかを検証することが目的です。後で大きなコストをかけてから方向性の誤りに気づく事態を避けられます。

02

外観設計と3Dモデリング

プロダクトデザイナーが構想を完全な3D CADデータに落とし込み、形状、比率、質感、ユーザーインターフェースを決定します。ここで生まれる3Dデータが、以降のすべての試作・製造の出発点になります。

03

試作と機能検証

CNC加工やSLA 3Dプリントを使い、3Dデータを目に見え、手に取れ、実際に操作できる試作品に変えます。この段階から、ボタンの押し心地やパーツの引っかかり、外観が想定通りかといった実際の使用シーンの検証を始めます。

04

設計凍結とDFM(製造性検証)

設計が量産にスムーズに移行できるかを確認します。エンジニアが肉厚の均一性、爪部分が問題なく型から抜けるか、公差が適切かどうかをチェックします。ここでの調整が、後工程の金型製作のスムーズさや歩留まりに直結します。

05

小ロット試作

Vacuum Casting(シリコン型複製)などのソフトツーリング技術を使い、10〜50個ほどの先行ロットを製作します。市場の反応を確かめたり、販路への提案サンプルにしたり、クラウドファンディングの展示品として使ったりでき、最初から量産用金型のコストをかける必要がありません。

06

量産と品質管理

受注数量が固まったら、量産用金型を起こし、簡易金型または従来の射出成形で大量生産に入ります。あわせて品質管理体制を整え、ロットごとの品質を安定させます。この段階は、それまでの各ステップの積み重ねの成果でもあります。

この6つの段階を必ずしもすべて踏む必要があるわけではありません。小ロット試作を飛ばしていきなり量産に進む製品もあれば、試作段階で何度も設計を練り直す製品もあります。大切なのは全体像を先に把握しておくことです。それによって、自分が今どこにいて、次に誰に相談すべきかがわかります。

自社の製品が今どの段階にあるかわからない方へ。私たちのチームが評価をお手伝いします

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